分かりやすくいうと?「回線」や「プロバイダ」のお話

オンライン化が進んでいますね

新型コロナウイルスによりオンライン生活が当たり前になってきている今、回線やインターネットについて知っていた方が何かと便利です。「回線なんて業者の人が分かっていれば十分じゃない?」と思った方、甘いです!オンライン化により、以前よりもかなり多くの人がインターネットを使用しています。そのため「最近ネットが重いんだけど」「前よりも繋がりが悪くなった」と思っている方も少なくはないはず。
その症状、早く解決する方法があります。


「自分が詳しくなっちゃいませんか?」

 

周りの方で「最近ネットが~」という方に「あ~それはね~」と教えてあげられたらかっこよくない?


・・・


ということで!

この記事で少し詳しくなっちゃいましょう。

インターネットに繋がる仕組み

まずは、端末に電波が届くまでの全体の流れを簡単に説明します。まず、回線の中を走っている光信号をご自宅のONU(回線終端装置)がデジタル信号、いわゆるインターネットが使えるように変換します。そして、それを無線や有線で繋ぐことで始めてインターネットがつながります。こんな感じの大まかな流れは知っている方も多いかもしれません。

流れ



すごく簡単に書くとこんな感じです。では、ひとつずつ細かく見ていきましょう!

インターネットの三原則

ひとつ前の段落で、簡単な仕組みを見てみました。次に、「インターネットに繋げるための三原則」を見てみましょう。

三原則

回線があり、その中を光信号が通って
ISPと契約していて
ONUがあればインターネットが使えるということです。
ISPとは「光信号を私たちが使えるように変換してくれる会社」と認識してください。つまりISP(光信号を私たちが使えるように変換してくれる会社)と契約することでONU(光信号を私たちが使えるように変換してくれる機械)が借りられる~みたいな感じです。

ONU変換

小まとめ

インターネットの三原則とは…
回線があって、ISPと契約していて、ONUがある!ということ

回線のお話

インターネットの仕組みが何となくわかったところで、回線について見ていきましょう。回線の種類をまとめてみます。

ADSL CATV

回線には主にADSLCATVがあります。しかし、今使われている回線の多くは光回線です。なので、ここでは光回線を中心として解説していきたいと思います。

接続の仕方のお話

さて、回線を無事引けたとしましょう。そしたら、ISPと契約をします。ISPについてはたくさん種類があるため、ここでは割愛させてください。詳しい知りたいんじゃ~って方のためにリンクを貼っておきますね。

ISP(プロバイダ)とは?おすすめの選び方

回線が引けて、ISPとの契約も済み、ONUもおうちにきましたね。(無理やり)
さあ、いよいよインターネットに接続です!

インターネットに接続

ここまで来たら、もう少し。実は、インターネットの接続方法も2パターンあるんです。

接続方法 区分 詳しく
PPPoE 「認証ID」と「認証パスワード」がないと繋げられない
DHCP フレッツ以外の回線 特に何も設定しなくても繋がる

「PPPoE」という接続方法では、「認証ID」と「認証パスワード」が必要ですが、
DHCP」という接続方法では特に何もしなくても繋がるのが特徴ですね。
あ、「PPPoE」に必要な「認証ID」と「認証パスワード」は契約したISPから届きますよ。え?なんで接続方法が二種類あるのかって?分かりません、誰か詳しく解説して(他力本願)。まあ、知らなくても生きていけるので大丈夫です。そういうものだと思っておきましょう。(これについては今度ちゃんと調べて解説しますごめんなさい)

WAN IPのお話

では、気を取り直して。WAN IPって知ってますか?これは、おうちの「住所」だと思ってください。そもそも、上記で二種類の接続で、やり方は違えど共通していることは「WAN IP(住所)の取得」です。なんで必要かって?分かりやすく例えると、おうちに宅配便が届くのと同じ感じです。住所が分かってないとお届けできませんよね?ネットワーク上でも同じように、住所がないとメールの送受信だったりが出来ないので、必要不可欠なんです。イメージはこんな感じ。

PPPoE解説

 

DHCP解説


どちらかの方法でWAN IPをもらって、始めてインターネットに繋がります。大変でしたね。

まとめ

ということでまとめてみます。

  • インターネットは、回線、ISPとの契約、ONUをもらうのが大前提
  • WAN IPというのは、ネットワーク上の「住所」
  • WAN IPの取得方法① PPPoE = 「認証ID」と「認証パスワード」が必要
  • WAN IPの取得方法② DHCP = 特に何もしなくても繋がる

こんな感じです。この分野は内容が重たいので、今回はここまでにします。当然といえば当然ですが、実はWAN IPはISPとの契約に対してひとつしか渡されません。考え方としては、同じ所に住んでいたら住所は変わらないのと同じです。つまり、家庭にひとつしか渡されない。すなわち、ここで「ルータ」の出番というわけですね。というわけで、次回は「ルータ」のお話を詳しくしようと思います。恐らく次で完結します。楽しみにしていてください!最後までご覧いただき39ました!

「SIMロック」「SIMフリー」ってなんぞ

そもそもSIMって?

SIMロック」や「SIMフリー」の説明の前に、まずSIMとは何かの解説。SIMとはスマートフォンに必ず入っているICチップ。見た目はこんなやつ。

SIMの画像

この中には利用者の電話番号だったり(大手携帯電話会社の場合)メールアドレスなどの情報が記録されています。また、SIMカードがあるから4GとかLTEとかの電波に接続できるんです。SIMカードすごい。
じゃあSIMカードがないと携帯は使えないの?っていうとそんなこともありません。SIMカードがなくてもスマホの電源は入るし、Wi-Fiでインターネットにつないでブラウザだったりメールだったりは使うことが出来ます。ただし、SNSの送受信だったり電話だったりは出来ません。

SIMカードとは

「どこでもインターネットが使える端末にするためのカード」

SIMロック」や「SIMフリー」ってなに?

SIMというものが何か大体わかったところで、本題。
簡単に言うと、SIMロックとはdocomoスマホにはdocomoのSIM、SoftBankスマホにはSoftBankのSIMしか使えませんよ!ってこと。docomoスマホSoftBankのSIMを入れても使えません。
逆に、SIMフリーとは基本的にはどのSIMでも使えるよっていうこと。 大手携帯電話会社のスマホには、SIMロックがかけられています。なんでわざわざ端末にSIMロックをかける必要があるのっていう話はちょっと長くなるので、別の機会に。 また、Apple Store格安SIMの携帯電話会社でSIMフリースマホを購入できます。中古のスマホも普通はSIMロック解除してSIMフリーになっているはず。 自分のスマホSIMロックかかってるのかな?と気になる方はこの手順で見られます。iPhoneでの見方です。

 

SIMの見方

SIMフリーのメリット

契約する通信会社の幅が広がる

利用者にあったプランが自由に選べることが出来るようになります。料金も安くなるかも。

海外で使いやすい

普通、海外に行くと「モバイルWi-Fiルータレンタルを利用」や「割高だが海外ローミングを利用」などをしなければいけません。しかし、SIMフリーなら海外で使用できるSIMカードに入れ替えるだけでスマホを使用することが出来ます。

SIMフリーのデメリット

あまりサポートが受けられない

大手携帯電話会社でスマホを買ったら手厚いサポートが受けられますが、SIMフリースマホを購入した場合、端末のメーカーや店舗に直接連絡しなきゃいけない場合が多いです。

SIMロック解除をする場合、料金が発生する(オンラインは無料)

SIMロック解除を携帯ショップで行う場合は手数料として3300円(税込)でかかります。ただし、web上でやる場合は手数料はかかりません。

最後に

今回は簡単に「SIMロック」「SIMフリー」について解説しました。最後に今回のまとめ。

まとめ

  • SIMロック」とは、スマホを契約した携帯会社のSIMしか使えませんよ~ってこと
  • SIMフリー」とは、基本的にはどこのSIMカードでも使えるよ~ってこと
  • SIMフリーにすると、自分で好きなようにプランが選べるから料金が安くなったり、海外で使うのが便利になるよ。でも、携帯が壊れたり、サポートが受けたいときにちょっと不便だよ
こんな感じ。SIMについて詳しくなると、携帯の月々の料金が安くなるのでとてもおすすめ。もし何かあった時、多少の事は自分で解決できるよ!って方は是非格安SIMについても調べてみてください。今回も最後まで読んでくださり39ました!

結局どれがおすすめ?「ahamo」「povo」「LINEMO(SoftBank on LINE)」を比較してみた

3月から新しい携帯のプランが出ますね

3月にdocomoauSoftBankそれぞれから安い携帯の新プランがでますね。
「ahamo」「povo」「LINEMO(SoftBank on LINE)」結局どれがいいの?ということで、それぞれの特徴を表にしてまとめて見ました。

3社プランの特徴を表にしてみた

文字で長々と書くよりも表にした方が圧倒的に分かりやすいと思うので、まず下の表をご覧ください。

  ahamo povo LINEMO(SoftBank on LINE)
月額料金 税別2980円  税別2700円 税別2480円 税別2980円 税別2480円
データ容量 20GB/月 20GB/月 20GB/月
※国内通話かけ放題(5分以内) 無料 500円 無料 500円
完全かけ放題 1000円/月 1500円/月 1000円/月
キャリアメール × × ×
データ追加 500円/1GB 500円/1GB 500円/1GB
月間データ容量超過後速度 送受信最大1Mbps 送受信最大1Mbps 送受信最大1Mbps
デザリング オプション申込不要 オプション申込不要 オプション申込不要
その他・特長 国際ローミング(海外82の国々・地域)追加料なし 24hデータ使い放題 : 200円/月
  • アメリカ放題(アメリカ・ハワイ等で通話、ネットが無料)に対応
  • 「LINE」に関する通信料カウントフリー

※5分超は20円/30秒

こんな感じ。ぱっと見た感じ大体同じように見えますよね。そうなんです、実は大まかなことは大体一緒です。では、少し細かく見ていきましょう。
3社どれも同じなのはデータ容量が20GBだということ。つまり、家にWi-Fiがあって外でも使わないから月々の使用量が1GBもいかないという方にとっては使い放題のプランだと思ってもらって相違ないと思います。
ちなみに、各社ごとの現在のデータ使用量の確認の仕方はこちら

ここからは、各社プランについてより詳しく見ていきたいと思います。

ahamoについて

「ahamo」の特長としてはファミリー割引のカウント対象になることだと思います。当初はファミリー割引の適用回線がたとえば3回線→2回線に減るというような格好でしたが、同じ家族グループとしてahamoを契約する回線もカウントされることとなりました。ただし、ahamoの利用料への割引に関しては対象外と発表されています。また、ご契約者は20歳以上となっていますが、20歳未満の場合利用者登録として対応可能です。対応機種に関しては3月1日に発表されます。

povoについて

「povo」の特長としては3社比較した場合一番安いということです。しかし、「povo」は5分以内通話無料がついていません。つまり、通話すると20円/30秒が基本です。5分通話をつけたい場合は基本料金にプラス500円した2980円になります。これは他のキャリアと変わりません。つまり、「povo」は基本的に通話しない方に向いているプランだなと感じますね。また、「povo」は追加オプションが豊富だと感じます。最も魅力的に感じたのは24時間使い放題のトッピング。 毎週末だけ利用したとしても月に9回で合計4280円。データの大量利用を考えているユーザにとってはとても魅力的なオプションだと思います。対応機種については別途ご案内予定とのこと。恐らく他社の対応機種の発表で決まるのかなと思っています。

LINEMO(SoftBank on LINE)について

「LINEMO(SoftBank on LINE)」の特長としては、LINEに関する通信料がカウントフリーになることだと思います。コロナ禍によりオンラインでの仕事や交流が多くなってきている今、LINEがカウントフリーになるのは大きな利点であると言えます。日ごろからLINEをよく使うというユーザはこのプランがお得と言えます。また、このプランの注意点として、従来のソフトバンクの料金プランやワイモバイルからの変更であったとしてもMNP転出手続き、いわゆる電話番号を変更することなく乗り換えが出来る手続きを必ずしなければなりません。しかし、その際に発生する手数料は無料なので安心です。対応機種については動作確認が取れた端末からウェブで公開される予定ですが、基本的にはソフトバンクで使用できていた最近のスマートフォン端末には対応可能だと思います。povoと同じ2480円になりました。

先行キャンペーンについて

「ahamo」についてはdocomoポイント3000ptプレゼント、「povo」についてはau Payを3000円相当プレゼント、「SoftBank on LINE」についてはPay Payを3000円相当プレゼントキャンペーンが開催中です。それぞれの期間についてなど、詳しくは下記からご覧ください。

結局どれがおすすめ?

たくさんのことを書いてしまったので、下にまとめます。

  • 家族がdocomoを使っていて、ファミリー割引を使っている方には「ahamo」
  • 普段通話はしないし、なるべく料金を安くしたい!という方には「povo」
    また、データの大量利用を考えている方には「povo」のオプションで24時間データ使い放題を追加!
  • いつもLINEの通信料がほとんどを占める!という方には「LINEMO(SoftBank on LINE)」

こんな感じですかね。
現時点で公表されている情報の基本的な部分をまとめて書きましたが、まだ分かっていないところは今後の発表で内容がより明らかになってくると思います。プランを比較して快適なモバイルライフを送りましょう!最後までご覧いただき39ました!